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コロナワクチン先行接種副反応疑いは0.063%

2021年04月12日

厚生労働省は9日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンのトジナメラン(商品名コミナティ)を先行的に接種した医療従事者約2万例を対象とする先行接種者健康調査(健康観察日誌集計)の中間報告を公開。同報告によると、2009年の約2万例を対象とする新型インフルエンザ(A/H1N1pdm)ウイルスワクチン接種時に比べ、接種部位の疼痛頻度が高く、2回目接種時にアナフィラキシーショック1例、アナフィラキシー2例など22例の副反応疑いが医薬品医療機器総合機構(PMDA)に報告されたという。(医療媒体企業HPより)

先週の続き

アナフィラキシーショックおよびアナフィラキシーは3例

自由記載欄からの報告では、2回目接種後に腋窩リンパ節腫大を含む反応性リンパ節腫脹が2%超に見られた。また、2回目接種翌日の勤務は控えるように勧告されていたものの、病休者が6%見られたという。
計3万5,142回のワクチン接種で報告された重篤な有害事象31例の内、副反応疑いとされたのは22例(0.063%)。その内、2回目接種時に1例のアナフィラキシーショック、2例のアナフィラキシーが発現したものの、全例回復している。
その他の副反応疑いとしては、皮膚および口腔内のアレルギー反応(1回目接種後)、突発性難聴(1回目接種後)、末梢性顔面神経麻痺(1回目接種後)、右前庭神経炎(2回目接種後)、不安定狭心症(2回目接種後)などが見られ、これらは回復または軽快している。一方で、左三叉神経障害(1回目接種後)、発熱の長期化および中毒疹(2回目接種後)が見られた各1例は4月7日時点で未回復、急性冠症候群および心筋炎疑い(2回目接種後)が見られた1例は転帰不明だという。

 

 

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